DGロックボルト工法とは
工法についてMethod
工法の特徴
斬新なデザインによる自然保護
のり面の植生を可能な限り保全できるようデザインされた反力プレート(受圧板)による斜面安定化工法(地山補強土工法)であり、施工された後に於いても斜面の植生の生育を阻害することは少なく、自然な景観を破壊することもありません。
高強度・軽量化された受圧板
DGロックボルト工法に於ける受圧板(名称:DG反力プレート)は高強度化(破壊荷重:230KN以上)とともに軽量化(受圧面積:0.16㎡=8.6kg・0.23㎡=12.8kg・0.33㎡=16.4kg)を実現しています。
低床・防錆・頭部防護機能
受圧板であるDG反力プレートの本体には防錆機能も備わっており、別途防錆キャップを取り付ける受圧板と比べるとはるかに低床であり、ロックボルト(補強材)頭部を収納する防錆部は二層からなる鋼管構造になっており、さらに、鋼管胴体部を6個所または、4個所を鋼製の補強板及び、防錆部上部は円盤上の鋼板(キャップベース)によって保護されているため、落石、雪崩等からロックボルト頭部を防護できる機能も有しています。
施工性・安全性の向上
軽量且つ、施工性を追求した構造により、場内運搬はもちろん、据え付け作業に於いても手指の挟まれ事故などが全く発生しないよう工夫された構造になっているため、作業性及び安全性の向上を実現しています。
コストダウン
軽量化と斬新なデザインの受圧板により作業効率の向上と、安全性が向上することから工期の短縮とコストダウンが図れ、極めて経済的です。
適用範囲
適用条件
- ●法面勾配:1:0.3以下
- ●崩壊深度:概ね4.0m以下
- ●適用斜面:自然斜面・切土法面・盛土法面等
適用事例
- ●切土・盛土の補強対策等
- ●急傾斜地崩壊対策
- ●自然斜面崩壊対策
- ●崩壊後の二次崩壊防止・復旧対策等
特に効果が期待される斜面
- ●急傾斜地の狭所で材料の運搬作業等が制限される現場
- ●早急な対策が必要とされるのり面・斜面で工期の短縮が要求される現場
- ●雪崩防止林や、景観上樹木を残存させる必要のある現場
施工事例
施工場所:新潟県長岡市東川口地内
施工場所:新潟県岩船郡粟島浦村地内